ポーランドで物件探し!購入するまでの流れ



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こちらの記事は、移転前ブログにて5月31日に掲載した記事です。元記事を再編集し、より見やすく、分かりやすくしたものとなっています。

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長い同居生活の末に、ようやく新居へ移ることになりました!こう書くと

やっと同居生活から
解放されました

みたいな感じですが、そんなことはありません。とっても温かい家族と毎日賑やかに6人で暮らしていたので、むしろ寂しさを感じるようになりました。

離れてからは

義父
なんで綾香はうちに来ないんだ!何をしているんだ!お昼くらい、たまにはこっちで食べなさい!
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と言われたりするくらい。

夫は家の車を使っているので毎日のように来るけど、私は来ないからだそうです。そんなことを言われると、なんだかいきなり薄情者になった気分(笑)。

でもいずれは新居のリフォームをしなければいけないので、その時にまたしばらく同居生活をします。

 

このページの目次
1. 私たちの新居探し
2. 見つけてから契約まで
3. 物件購入の手続き
4. 難関だった住宅ローン
5. 正式に物件の引き渡し

 

私たちの新居探し

自分たちの新居について具体的に考えだしたのは、2014年11月のこと。まだ教会で結婚する前です。

 

住居タイプは2択

新居探しをするにあたってまず最初に、どういった住居タイプに住むか決める必要がありますが、ポーランドの場合は家を除くとブロック(blok)カミェニツァ(kamienica)の2択です。

ブロックの外見は日本の団地のようですが、こちらの感覚ではマンション。

カミェニツァは古い石造りのアパートで、見た目はポーランド建築様式風から単に石造りの古いアパートまで様々。

中心部にはブロックはないので、リネック(中央広場)から近い範囲で住みたい方はカミェニツァとなります。

カミェニツァ(上)ブロック(下)

カミェニツァ(上)ブロック(下)

ブイキュレ記事 ポーランで賃貸を借りるための知識

2015.10.17
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立地よりも環境重視

最初はどこへ行くにも便利なリネック周辺に住むつもりだったのですが、中心部の空気は冬になると酷くなるので候補からは外すことにしました。

photo: flickr by Krzysztof Lis

photo: flickr by Krzysztof Lis

冬になるとカミェニツァに住む多くの人が暖炉を使いますが、燃やしてはいけないものまで燃やしてしまう人が多く、それが公害になっているんです。

その酷さといったら「冬はなるべく外から出るな」とテレビが忠告する程。

確かに冬に中心部へ行くと、すぐに髪や服が煙臭くなってしまいます。

中心部から離れた場所でも空気の汚れはありますが、暖炉のないブロックが多いのでまだマシな方かもしれません。

グリヴィツェにお住まいの方へ
数年前まで稼働していたフォルムの前にある工場(今は更地?)の煙が問題となっていましたが、閉鎖された今はだいぶ良くなったようです。

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こんな公園が近くに欲しい

こんな公園が近くにあれば…

また長い目で見て、子どもが安全に楽しく暮らせるのは公園や緑が多い場所だという意見もありました。

物件の値段に関しては中心部でも外れでもよっぽど離れない限りは大差ありません。むしろカミェニツァの方が安かったりするのですが建物が古いだけに問題が多いので、夫は最初からできればブロックに住みたかったようです。

そうして私たちは市街から少し離れたブロックを購入することにしました。

 

直接契約のすすめ

早速ネット上の不動産で物件を探し、お気に入り物件を複数ピックアップ。

内1つはその時に住んでいた夫の実家の近くにある物件だったので、まずそこからあたることにしました。

と、ここで普通なら仲介会社に見学の手配をしてもらうのですが、掲載画像からどこにあるブロックか特定出来そうだったので自分たちで探すことに…。

不動産を経由すると高い仲介手数料を取られてしまうので、本当に見つけられればかなりの節約です。

不動産経由ではない場合、オーナーが面倒がったりすると直接契約を断られる可能性がありますが、直接契約でも公証役場を通して契約をするので、いい加減なことが出来る訳ではありません

というか、お互い手数料を払わなくて済むので、ちょっと手間取っても業者抜きの方がいいんです。そして

いよいよ物件探し!

空き物件は窓に “空き有り” という自作ポスターが貼ってあったり、バルコニーに物が少ないなどで明らかに住んでいなさそうな部屋が結構ありました。

私たちは、予想場所付近の空き部屋があるブロックに狙いを定めてインターホンで直撃。そして見事、3件目で掲載画像の物件を探し当て、オーナーと対面することに成功したのです。

 

見つけてから契約まで

オーナーは私たちの直撃訪問にびっくり。しかも “空き部屋” とも書いていないし、まだ普通に住んでいたので「え、なんで?」という感じでした。

さぞ気持ち悪かったでしょう。

うちの夫が掲載画像の景色とその角度だけを頼りに当てたので(笑)。

でも人柄は良さそうで、直接契約にはまったく問題ないようす。実はその物件は最初にピックアップしたものの中でも直感で気にいった所でした。

実際見学すると、広さも間取も良かったので、もうそこに決定 (^ ^;)

この頃は、結婚式や一時帰国の準備もあって忙しく、違う物件を探している時間すらもったいないと思っていました。それに他の場所を見学しても結局今の所に戻ってきそうな気がしたんです。

そして、次の訪問で購入を検討していることをオーナーに伝え、直接契約を結ぶことになりました。

 

物件購入の手続き

ネット上でダウンロードできる物件売買に関する契約書を数枚プリントし、それらをオーナーと私たちが交互に読み上げていくという作業が数回ありました。

契約書のイメージ

契約書のイメージ

 

物件契約の流れ

物件の築年数、広さや価格、光熱費のことをすべて書面に表してもらい、それらに合意しなければ契約は成立しません。

築年数については日本のように台風や地震があるわけでもなく、そう簡単には傷まないので20年、30年と古くてもあまり気にする必要はないでしょう。

ただしカミェニツァは要注意。

戦前に建てられたものが多く、そういった建物は古ければ古い程不具合が発生しやすいからです。前オーナーがきちんと直してくれていたら問題ありませんが。
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私達が購入を決めた物件は、広さ75平米で日本でいう3LDK程。

狭くなったら売って広いのを買えばいいというのが、ポーランド流の考えだそうで、今はこれくらいの広さで十分です。

光熱費や管理費などは、ブロックを管理する会社に支払うのですが、これらはまとめて月々650ズウォティ(約2万円)ほど。妥当な額ですね。

物件の購入価格も不動産を経由しなかった分、少し安くなってラッキー!

その後はすぐ物件価格の15%にあたる金額を支払い、正式に直接契約を結ぶ為の公証人について話し合いました。

 

難関だった住宅ローン

さて、オーナーには当然一括払いで物件の総額を支払わないといけません。

これを支払った後に引き渡しです。

 

外国人にはお金を貸さない

私たちは物件を購入するにあたって住宅ローンを検討しました。

やはり、今すべてのお金を使ってしまうのは問題です。これからリフォーム代や車の購入など、物件購入費以外に数百万単位でお金が出ていくので…。

そうして私たちは住宅ローンを組むために銀行を探すのですが、これがものすごく難しくて苦労しました。

補足説明
ポーランドでは、ローンをクレジットといいます。クレジットは個人の財産によって借りられる額が決められ、例えば持ち家がある、車があるなど財産があれば有利です。特に住宅ローンなどは借りる額が大きいので、財産があればある程良いですし、財産があっても他にローンがあれば額によっては不利になることも。

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何が私たちを困らせたかというと、

私のステータス

物件など額が大きいものを購入する場合、一人だけのクレジットで大金を貸してもらうのは少し厳しいです。

そのため通常、夫婦両方の名前で住宅ローンを組むのですが、私はこちらに住みはじめたばかりの外国人。財産もなければ、信頼できるデータもありません。

財産もなければ収入もない、自国にローンがあるかもしれない可能性があるような人にはそう簡単にお金を貸せないようす。そりゃそうですよね。

そんな状態で審査すらしてもらえない中、それでも一社だけ私を受け入れてくれるところが見つかりました。

でも結果は審査落ち…。

原因は夫の方にありました。建築家の夫が勤めている個人事務所の社長が借金を返していないからとのことでしたが、そんな事実を知って私たちはビックリ。

夫は建築家として平均より稼いでいる方で、給料の額には問題ありません。転職はしていないので勤続年数も長め。

でもよくよく思い出せばこの社長、うちの夫に10数万の未払い給料があるのに高級外車を3台所有しているという(しかもローン)極悪社長でした。。

夫は次々にプロジェクトの責任者を任されるし、給料自体はいいからと転職しようとしませんが…。

それでも最終的には ING BANK という大手銀行の審査が通り、無事に住宅ローンを組めることになりました。

金利は3.6%。

何はともあれ、無事にローンを組むことが出来てよかったです。あとはオーナーに残り分を振り込み、公証人を通して正式に法的な書類を作成するだけ。

 

物件の引き渡し

そしてオーナーと隣町の公証役場(ポーランド語でノタリウシュ)へ。

公証人に書類を作成してもらう際、額が大きい案件になると税金込みで何十万円単位の費用が発生するのですが、これは物件を購入する側で負担します。

ということで、泣く泣く依頼金の支払いを済ませ、いざ面会。

書類はもちろんポーランド語ですが、事前に旦那がすべて翻訳してくれたので私も理解した上でその場に臨みました。

公証人は書類を読み上げながらシンプルな質問をしてくるのですが、それには私も答えないといけません。

何回か目を見て質問されましたがなんとか切り抜け、最後は無事に公証人から “物件は甲に引き渡された” という旨の文とサインをもらいました。

これで物件は法的に
自分たちのもの

最初から最後までなんと4ヶ月もかかりました!日本でこういった物件探しをする場合、個人のこだわりにもよるでしょうがどれくらいかかるものなのでしょうか?ちょっと興味があります。

 

ぜひ、続編もお読み下さい。

いつ完成?新居のリフォームがまだ始まらない

2015.11.10

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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