私たちの国際結婚2 〜ちょっとした問題〜



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続きものなので前の記事を読んでいない方は先にこちらをお読みください。

私たちの国際結婚1〜あまりにも順調だった〜

2015.10.27

 

何もかも順調に進んで結婚した私たち夫婦ですが、国際結婚だからこそぶつかった問題もありました。それは、

宗教の問題

私たちの場合、このことを結婚前によく話し合う必要があったのです。
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というのも、私自身は特に何かを信仰しているわけではなかったのですが、ポーランド人の夫は敬虔なカトリック教徒。

これはどういうことかと言うと

つまり、仮に私がカトリック教徒にならないにしてもカトリックの家族として生きていくことを意味していました

キリスト教、カトリックってどんな教派?

2015.12.11

なぜキリスト教徒はイエスを信じるのか 前編

2015.10.30
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補足説明
仏教と神道を主な信仰の拠り所とする日本では、人口のわずか1%未満がキリスト教徒。キリスト教はプロテスタント、カトリック、そして正教会の3つの教派に分かれますが、このうち日本のカトリック人口は0.3%です。ちなみにポーランドのカトリック人口は、88%と世界的にも多い割合。

 

キリスト教だカトリックだと言われても多くの人はあまりピンと来ないと思います。詳しくは上で紹介した関連記事を見てもらいたいのですが、ここでカトリックの一部特徴を箇条書きすると

男女の関係や性に関して厳しい
離婚という概念はない
・毎朝毎晩、お祈りと感謝をする
・日曜日は必ずミサに行く
・カトリック行事は1年中盛りだくさん

こんな感じでしょうか。

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「それ、プロテスタントも同じだよ!」というのもありますが、プロテスタントに関してはグループによって違うでしょうから、とりあえず置いておきます。
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このページの目次
1. 私が彼を信頼したワケ
2. カトリックになる決心
3. 決断をしてからの流れ
4. さらなる現実的な問題

 

私が彼を信頼したワケ

それはまさに上記の赤字の部分。

私は彼と出会うまで、男性は必ず浮気をするものだと思っていました(男性の皆さん、ごめんなさい)。

ここで言う浮気の境界線は、ちょっと女の子と遊んだりとかも含めます

しかし彼は、本来のクリスチャンがそうであるべきのように、結婚するまでは絶対に誰とも性的な関係を持たないよう徹底していました。もちろん私以外にも交際経験のある彼ですが、28歳(当時)にもなってまだこんなに純粋な人はクリスチャンでも珍しいはず。

また浮気に関して、私は彼との交際前にこんなことを漏らしていたのですが…
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まあ、1回くらいの浮気や数回女の子と遊んだりというのは見逃すくらいの気持ちで恋愛生活や結婚生活を送るべきかもしれない。
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すると、そんなことを思っていた私にショックを受けたらしく、むしろその一言で「そんな男と結婚させるわけにはいかない」と確信したらしいです。
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カトリックに離婚の概念がない、というのも驚きでした。

対してプロテスタントは離婚を認めているグループが多いんです。しかし、カトリックでは法律など書類上の離婚はできても教会での離婚はありません。

「なんだ、法律上では出来るんじゃないか」と思うかもしれませんが、敬虔なカトリック教徒ほど法律なんていうのは宗教の二の次。そもそも離婚の概念がないカトリック教徒が「離婚する」と言うこと自体がありえないのです。

 

そんな考えをハッキリと持つ彼、夫として心強いと思いませんか。

もしこの人を逃したら、もうこんな人には一生出逢えないだろうとすら感じました。彼からしたらカトリック教徒ではない私に恋をした時点でちょっとした危ない恋だったかもしれません。

 

カトリックになる決心

彼は、私がカトリックになること自体はまったく強要してこなかったのですが、やはりいずれはカトリックになってほしいと思っていたようです。

私はというと「じゃあ、なる」なんて直ぐには言えませんでしたが、これから一緒に生きていく中でゆくゆくはなるんだろう、とぼんやり考えていました。

しかし、引っかかったのは「子どもが出来たら赤ちゃんのうちに洗礼を授けたい」という彼の言葉。
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個人的に “幼児洗礼” はそこまで問題ではないのですが、自分の子どもと宗教や考え方が最初から異なるのは想像するだけでも耐えられません。

それに子どもはいつ授かるかも分からないし、授かってから急にカトリックになるというのもちょっと違うような…。仮に生涯、夫と私だけで生きていくことになったとしても家族なら同じものを信じるのがいいに決まっています。

そうして、自分の意思でカトリックになることを決意しました。
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と、まあ普通はこうならないと思いますが、実は私自身、キリスト教に抵抗はさほどありませんでした。

留学していた頃、キリスト教のミサや交流会にも進んで参加していたからです。ホストファミリーがクリスチャンであったことやたまたまクリスチャンの学校に通っていたことも大きく関係していますが、そのこともあってキリスト教への理解はある程度ありました。

よく分からない宗教ならまだしも、彼が信じるのは伝統あるカトリック。これも縁、と思うことにしたのです。

 

決断をしてからの流れ

そうと決めたら、すぐ行動。

私たちの結婚式が翌年4月に控えていたためです。また、成人洗礼は通常3月か4月にある復活祭に合わせて行われるのでそれに間に合うよう、洗礼のための勉強をする必要がありました。
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信者同士での結婚と片方だけが信者である結婚では、それぞれで準備の仕方が異なるのですが、儀式としては前者の方がよりスムーズで感動的。

カトリックになるという決心が出来ているのであれば、結婚式は信者同士としてすべきなのは明らかでした。

補足説明
基本的にある宗教に属する人はその宗教の儀式に従って結婚式を挙げ、晴れて夫婦となります。カトリックも同じで、カトリック教会で式を挙げないと正式な夫婦とは認められません。

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ここから洗礼や信者としての結婚準備が始まりますが、かなり長くなるので詳細は別記事に書いています。

成人洗礼を受け、結婚するまでの一連の流れ 前編

2015.11.06
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さらなる現実的な問題

こうして私たちは信者同士として結婚式を挙げることなったのですが、次に、どうやってポーランドに滞在するのかという問題が浮上しました。

結婚式を挙げるまでの8ヶ月もの期間は婚約者同士。しかし、ポーランドに婚約者ビザなるものはありません。

婚約者/フィアンセビザ
日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、イギリスなど多くの国では婚約者ビザが存在します。これは結婚を前提として外国人を自国に呼び寄せる場合、配偶者になるまでの一定の間、結婚準備期間として外国人の滞在を許可するというものです。

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日本人が滞在許可なしでポーランドに滞在できるのは90日間が限度。
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そこで私たちは少し悩んだものの一足早く、配偶者になることにしました。

私がポーランド人の配偶者であれば、移民としてのメリットを受けた上でポーランドに滞在できるからです。

つまり、宗教上の結婚式の前に法律上の夫婦になるということ。

宗教的観点からは、カトリック教会で結婚して初めて夫婦として認められるので確かに順番は違いますが、どちみち結婚するのであれば先に婚姻届を出してしまっても大きな問題ではありません。

もちろんこれは私が外国人だからという特例であって、ふつうはカトリック教会での結婚式で婚姻届を提出します。

でも正式な結婚式の前に婚姻関係となってしまったので、友人には「婚約者同士」と言いながらも書類上では夫婦という複雑な関係が続きました (^ ^;)

 

2015年10月

2015年10月

さて、この記事のタイトルの “ちょっとした問題” の話はここで終わり。

こういった事情があって私たちは婚姻届の後にすぐ結婚式を挙げることもなく、8ヶ月間も婚約者同士として夫の家族と同居生活をしていましたが、この期間は洗礼の準備だけではなく、語学を学んだり、文化を知ったりと新しい土地に慣れるためにも必要な時間でした。

やはり心構えはしていても、いきなり言葉も分からないような異国に嫁ぐというのはかなりのプレッシャーです。

そして、結婚式を挙げる頃にはすっかりポーランドに馴染んだ自分。

確かに彼との出会いから結婚までは国際結婚とは思えない程の猛スピードでした(自分でも驚き)が、今では本当に幸せな毎日を過ごしています^^

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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